モノリスの信頼を、
クラウドの柔軟さで書き換える。
BX-CoCore は、実際の銀行で10年以上稼働したコアバンキング・パッケージ CBP をマイクロサービスへ再構成したクラウドネイティブ・コアバンキングです。一円の狂いもないデータ整合性を保ちながら、x86 クラウドと IBM LinuxONE (s390x)で同一に稼働します。そして LinuxONE でその真価が現れます。
統合型コアバンキングは安定していますが、 変化には重い。
商業銀行のコアバンキングは年間1〜2万回のコード修正が発生し、新商品キャンペーン一度に数百万人が押し寄せます。一枚岩のシステムではこの速度に追いつけません。BX-CoCore は業務ドメインを独立したサービスに分離し、三つの負担を軽くします。
取引の急増に弾力対応
キャンペーンや提携取引が急増したとき、該当する業務マイクロサービスだけが自動で増設されます。普段50%以下で遊ぶ予備設備を前もって買う必要はありません。
軽量な仮想銀行を素早く
提携先専用の仮想銀行が必要なとき、顧客・預金など必要な業務だけで小さなコアを構成します。稼働中の本番システムに触れず、リスクを隔離します。
災害復旧投資を軽く
災害復旧システムを最小構成で待機させ、発生時に動的に容量を拡大します。常に遊ばせていた重複設備の資本投資を OPEX に転換します。
分散しても、 応答時間は諦めない。
コアバンキングは毎秒数万件を1秒以内に処理しなければなりません。BX-CoCore は MS 間連携を最小化するため、共通コンポーネント(CBB エンジン)を各業務 MS 内に同居させ、30年以上検証されたレガシー設計手法をそのまま継承しています。
CBB 業務サービス + 共通エンジン
商品・契約・決済・会計エンジンを各マイクロサービス内に配置するため、通常取引は MS 境界を越えず、単一サーバーのように処理されます。
SVC サービスオーケストレーション
業務サービスが直接フローを制御します。教科書的な外部オーケストレーターの代わりに、すべての判断情報を持つ業務サービスがその役割を担います。
LRA 補償トランザクション · 結果整合性
MS 間取引(約40%)で障害が起きると、LRA Coordinator が @compensate を呼び出して状態を自動復元します。整合性はアプリケーションが担います。
LOCK セマンティックロック
分散トランザクション中の未完了データが露出しないよう、業務ロジックレベルの論理的なロックを適用します。
データを美化しません。 プラットフォームが答えを変えます。
同一業務をモノリス(CBP-Mono)と MSA(BX-CoCore)でそれぞれ稼働させ、JMeter で17種の取引を実測しました。AWS x86 では MSA に明確なオーバーヘッドが出ました。結果はそのまま公開します。重要なのは、同じコードを IBM LinuxONE (s390x)で動かすと、そのオーバーヘッドがほぼ消えるという点です。
同じ MSA コードでも、LinuxONE ではオーバーヘッドが3分の1に縮みます。
MS 間取引は2つの DB を更新し LRA 補償を行うため、本質的にオーバーヘッドがあります。x86 では TPS −35%、応答 +47% として現れましたが、s390x の高いシングルスレッド処理量と I/O 帯域では −10〜13% / +10〜16% に収まります。さらに LinuxONE は 99% APP CPU でも応答が崩れませんでした。
BX-CoCore × IBM LinuxONE.
BX-CoCore はコンテナとしてどこでも稼働します。AWS、Azure、x86、そして IBM LinuxONE(s390x)。中でも LinuxONE は、メインフレーム級の信頼性とクラウドネイティブの俊敏性を一つのプラットフォームで提供します。メインフレーム時代への回帰ではなく、メインフレーム級の復元力をクラウドネイティブ時代に持ち込みます。
99.999999% の可用性
メインフレーム級の無停止運用。コアバンキングが要求する 24×365 の稼働をハードウェアレベルで支えます。
実証された MSA 性能
分散トランザクションのオーバーヘッドを x86 の約3分の1に縮小。APP CPU 99% でも応答は安定します。
規模が大きくても運用はシンプル
少ない物理ノードに高密度で集約。規模が大きくなるほど運用の複雑さと5年 TCO を下げます。
オープンコンテナ · Kubernetes
Java/Spring Boot をそのままに、OpenShift/Kubernetes・標準コンテナへ移植可能。特定ハードウェアに縛られません。
AI 時代のミッションクリティカル・バンキングに最適なプラットフォーム
BX-CoCore は 俊敏性と移植性 を、LinuxONE は セキュリティ・復元力・運用のシンプルさ をもたらします。
両者が合わさり、AI 時代のコアバンキング・プラットフォームを再定義します。z/OS レガシーが併存する環境なら、同じハードウェア上で新しい MSA ワークロード(融資・eWallet・審査・通知)を LinuxONE サイドカーとして MQ・REST で統合し、段階的に現代化できます。
MS-Flexer:配置を変えても、 コードはそのまま。
業務プログラムは、分散か同居かを意識せずに書けるべきです。MS-Flexer は対象マイクロサービスの位置を実行時に見つけて呼び出し、性能を見ながら配置を動的に組み替えられるようにします。
一行のコード、二つの配置戦略
同じ業務コードが自動で分岐します。対象 MS が別サーバーにあれば遠隔呼び出し+LRA 補償、同居していれば単純な内部呼び出しになります。開発者は配置を意識せず、運用は性能を見ながら自由に再配置します。
実証済みのパッケージの上に、 クラウドの利点だけを足す。
業務別の専門運用チーム
預金・融資を独立チームで運用します。ある業務の変更が他チームを待たせないため、保守が容易になり、長期 TCO が下がります。
受付・キャンペーンに即効果
非金融業務(受付・キャンペーン)を別 MS に分離し、本番システムに触れずスケールアウト。顧客の待ち時間と急増取引を同時に解決します。
高まる可用性
複数の中型サーバーに MS を分散すると単一障害点が消えます。1台が止まってもコア全体は停止しません。
完全な業務カバレッジ
実験用の簡易モデルではありません。実際の銀行が求める全機能を備えた CBP を基盤に、オンライン・センターカット取引まで問題なく処理します。
